
私って生理期間が長いの?みんなの平均が知りたい!
みなさん、生理期間について悩んだ経験はありませんか?長い人もいれば、短い人もいるかもしれませんね。そこで今回は生理期間の平均についてご紹介します。生理の期間について疑問を持っている女性は必見ですよ。
生理期間の平均
まず考えたいのは、仕組みについて…。そもそも生理の仕組みはどうなっているのでしょうか?
生理は、子宮内膜が剥がれ落ちることによって血液として流れ出てくるものになります。子宮内で女性ホルモンの作用が働き、細胞が増殖して脱落して再生を繰り返します。そのため、生理が起きるのです。
女性には2つの女性ホルモンがあります。ひとつはエストロゲンで、ふたつ目はプロゲステロンです。周期は生理がスタートした日から次の生理がスタートする前日までの期間を表しています。妊娠に向けて増殖して成熟した子宮内膜が剥がれ落ちて、血液と一緒に体外に排出されます。
生理がスタートして子宮内膜が剥がれ落ちると、エストロゲンの分泌が少しずつ増えていきます。そして、妊娠に向けて子宮内膜が増殖を始めます。約2週間が経過して、排卵が起きると、子宮内膜を着床しやすい状態にするためにプロゲステロンが多く輩出されるようになります。
そこからさらに2週間が経ち、着床しない場合、エストロゲンとプロゲステロンの分泌量が下がって、生理がスタートするのです。生理はエストロゲンとプロゲステロンの分泌バランスが大きく影響することを覚えておきましょう。
そして考えたいのが、生理期間の平均について…。一体どれくらいの長さが平均だと言えるのでしょうか?正常な生理の期間は、3日~7日だと言われています。約一ヵ月のサイクルで回ってくるのが普通です。
生理期間が長い原因
ここまでは、生理期間の平均についてご紹介しました。ここからは、生理期間が長い原因を考えていきましょう。
ホルモンバランスの乱れ
生理が長く続いてしまうのは、ホルモンバランスの乱れが考えられます。生理には個人差があるのが当たり前ですが、長い生理期間は卵巣機能不全や黄体機能不全、多嚢胞性卵巣症候群などの病気が考えられます。子宮内膜の異常が起き、正常なサイクルで行われなくなってしまうことが原因で長く生理が続いてしまうのです。
子宮の病気
8日以上続く場合は、過長月経と呼ばれることが多く、病気が隠されているケースも珍しくありません。ホルモン分泌の異常が考えられますが、子宮の病気が隠されているケースも。
甲状腺機能低下症や高プロラクチン結晶、子宮の器質的な病気の子宮筋腫や子宮内膜ポリープ、子宮がんなどの場合も多く、女性ホルモンの分泌に影響を与える大きな病気なので、すぐに病院で検査を受けたほうがいいでしょう。
また、子宮筋腫の場合は、発生した部分によっては症状が出ない場合もあります。
主な症状は、貧血や月経困難症・過多月経・不正性器出血などです。漿膜下筋腫、筋層内筋腫の場合は、最初の内は自覚症状はほとんど感じられません。しかし、大きくなると周囲の臓器を圧迫するので、便秘や頻尿、腰痛などの症状が出ることがあります。
ホルモンバランスってどうやって整えたらいいの?
最後にホルモンバランスの整え方を考えていきましょう。
セルフケア
ホルモンバランスを整えるためには、セルフケアできることもたくさんあります。食事はバランス良く栄養を考えて取ったり、睡眠は十分な時間確保したり、運動を適度に行ったりしましょう。また、ストレスに対してもしっかりケアしておきましょう。
ストレスが溜まったままだと、女性ホルモンのバランスも乱れがちになります。リラックスする時間を設けて、ストレスケアを行いましょう。
また、30代を過ぎると気になるのが、更年期に向かって女性ホルモンが低下していく現象です。ほうれい線が出てきたり、シミやたるみが目立ってきたり、むくみや冷え、疲れやだるさなどの症状もあらわれやすい時期です。イライラしたり、気分が低下したりする女性もいます。心も体も気になるところがどんどん出てくるので、女性ホルモンのバランスを整えることが大切です。上手にケアできれば、エイジングケアにもなりますよ!
薬
もう一つの方法は、薬を使った整え方です。女性ホルモンの波を整える、低用量ピルを飲みます。避妊として使われることの多い低用量ピルですが、エストロゲンとプロゲステロンを同じにして排卵を止める効果もあります。生理をコントロールしてくれるんです。
月経困難症の治療にも使われますし、生理前の不調も改善してくれる効果もあります。女性ホルモンの影響で起きる問題を改善してくれる素晴らしいお薬です。妊娠したいなと思ったら服用を止めるだけで妊娠もできます。
副作用を心配する人も多いです派、ホルモン量が低めに抑えられるので、大きな副作用はありません。最初の時期に吐き気や不正出血、頭痛などを感じる人もいます。しかし、1ヶ月で消えます。
そのほかには、漢方薬も使えます。疲れや冷え、むくみやイライラなどにも効果的。女性ホルモンに影響は出ないので、ホルモンをうまく活用しながら問題を解決したいという人におすすめです。
まとめ
今回は生理期間の平均についてご紹介しました。みなさんは長い期間なのか、短い期間なのか知ることはできましたか。ぜひ周りの女性陣の期間を参考にして、自分の生理期間の疑問を解消してください。