
生理中でもお酒を飲んで問題ない?!気を付けるポイントを大解説!
夕食時やお風呂あがり、仕事や家事を頑張った自分へのご褒美などに飲むお酒は本当に美味しいですよね!また、家族や友人、恋人と飲むお酒はさらに格別なものになるのではないでしょうか。しかし、女性がお酒を飲む上で気になるのが、生理中でもお酒を飲んで問題はないのか?という点。
生理中の飲酒はOKなのか?生理中の飲酒が体に与える影響や注意点などをまとめてみました。
生理中って、お酒を飲んでもいいの?
女性の場合、お酒を控えるべきタイミングはいくつかあります。妊娠中、妊娠の可能性がある時、体調不良の時、これらの場合は自発的にお酒を控えようと思う人も多いのではないでしょうか。しかし、迷うのは生理中の飲酒。家飲みの場合、控えることも可能かもしれませんが、忘年会や打ち上げなど、大勢の人と食事を楽しむシーンでは「生理中だから…」といってお酒を控えるのもなんだかしっくりきませんよね。
ただ、生理中にお酒を飲むことは、あまり好ましいことではありません。絶対に飲んではいけないというものではありませんが、控えたり、いつもの量より減らしてみるなどの考慮をした方が良いでしょう。
生理中のお酒がよくない理由
生理中にお酒を控えた方が良い理由は全部で3つあります。
アルコール分解に時間がかかる
生理中は約1週間程度の期間、経血が体外に排出されています。すると、体の血液量が減少してしまい、アルコールを分解する力が弱くなってしまいます。いつもと同じ量やペースで飲んでいるのに、酔いやすくなってしまったり、いつもより酔っている時間が長いといった状態が起きてしまうかもしれません。
生理中の不快な症状が悪化する
腰痛や吐き気など、生理中になると決まって不快な症状を感じる女性も少なくありません。生理だから仕方がないと割り切って我慢するケースも少なくありませんが、症状が軽く済めば万々歳ですよね。生理中の飲酒は、これらの症状を悪化させてしまう恐れがありますので注意が必要です。
精神面が不安定に
生理中は無意識にイライラして周囲の人にあたってしまったり、気分が落ち込んでしまったりと精神面が不安定な状態になりがちです。このような気分の浮き沈みをお酒の力でカバーしようと試みるケースもありますが、これは逆効果になってしまう可能性大ですので避けましょう。
生理前・生理中のお酒には要注意!
生理前や生理中の飲酒はあまり望ましいことではなく、飲む際にも注意が必要です。それぞれの時期の体の特徴や状態、どんなことに注意したらよいのか?など詳しくみてみましょう。
「生理前」の飲酒の注意点
生理中の不快な症状を生理開始前から感じ始める人も多くいて、頭痛や肩こりといった肉体的な不調から、不安を抱えやすくなる、鬱っぽくなるといった精神的なものまで様々です。これらの症状は、エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンが関係しているとも一部では言われていますが、まだはっきりとした原因は分かっていないようです。ただ、このような体の不調を紛らわそうと、お酒を飲むのはNGです。不快な症状が悪化してしまったり、さらに気分が落ち込んでしまう、生理前の飲酒が癖になってしまうなどといったデメリットしかありません。
生理前は、お酒を控え、軽い運動やお買い物などをして、気分転換出来るような工夫をしてみるのもおすすめですよ。
「生理中」の飲酒の注意点
生理中はプロスタグランジンという物質の影響を受けやすく、この物質は子宮を収縮させる働きを持っています。痛みの元となる物質でもありますので生理痛や頭痛が発生しやすくなり、お酒がこれらの症状の発生リスクを高める恐れがあります。また、生理中は多くの経血が排出されますが、お酒を飲むとことで血行が良くなります。すると、貧血や脱水になりやすくなるので、ふらつきやめまいといった症状が出ることもあります。
生理中にお酒を飲む際には、普段よりも量を少なくするようにしたり、お酒以外の水分をこまめにとるようにするなどすることを意識してみてくださいね。
まとめ
生理中にお酒を飲むことは、絶対にNG!という訳ではありませんが、極力控えるようにした方が良いでしょう。生理前や生理中の女性の体はとてもデリケートな状態です。頭痛や腰痛、イライラ、気分がのらないといった不快な症状が出やすい時期でもあり、貧血や脱水症状に陥りやすい状態です。お酒はこれらの症状を悪化させたり、誘発させたりする恐れがあり、ケースによっては鬱になってしまうという人もいるようですよ。
ただ、日常生活ではお酒を飲むシーンが避けられないこともあるでしょう。「生理だから…」と口にも出しにくいですしね。そんな時は、いつもより量を少なくしたり、お酒以外の水分も積極的にとるように工夫してみましょう。生理中にお酒を楽しむ際には、無理をしないことが一番ですよ。