
妊娠中にはマタニティヨガがおすすめ!心と体に与えるメリットとは?
妊娠中でも気軽に出来る体操が「マタニティヨガ」です。最近では、マタニティヨガの教室を開いている産婦人科も多くみられるようになり、妊婦さんにとても人気があるようですよ。
マタニティヨガとはどんな体操なのか?始める時期やヨガをすることでどんなメリットが得られるのかなど、詳しく調べてみました。
マタニティヨガとは
マタニティヨガはこんな運動法です
マタニティヨガとは、妊娠中の女性が心をリラックスさせながら、体を曲げたり伸ばしたりする運動法のことを言います。
落ち着いた雰囲気の中で行われるストレッチ体操のようなものであり、走ったり筋トレをするといった激しい運動法とは大きく異なるのが特徴です。
体に過度な負担をかけず、けれども体全体をほどよく使うことが出来る運動法ですので、妊娠中にピッタリだと言っても良いでしょう。
マタニティヨガをする際には…
- 瞑想
- 呼吸
- 正しい姿勢
この3点を特に意識しながら行われます。
心と体の力をめいっぱい抜いて、全身をリラックスさせた状態でストレッチする状態がベストです。
すると、マタニティヨガを終える頃には肉体的にも精神的にもどこかスッキリしたような感覚が得られるでしょう。
マタニティヨガはいつから始めてよいの?
マタニティヨガを始める時期は、妊娠5カ月に入ったころの安定期頃からがおすすめです。
妊娠経過が良いということであれば、それよりも早くからスタートすることももちろん可能ですが、妊娠初期は妊婦さんにとって非常に大切な時期です。
妊娠初期にはつわりが起こりやすい時期であり、多くの妊婦さんに吐き気や眠気といった症状に悩まされることでしょう。
つわり症状がある時は、とにかく無理をせず体を休めることを優先しましょう。
また、出血や流産といったトラブルも起こりやすい時期でもありますので、注意が必要です。
最近の産婦人科では、妊婦さん向けの教室として、マタニティヨガ教室を行っていることも多いようです。
参加出来る時期も、自分の体調をみながら好きな時期に参加出来る場合と、医師に参加の許可をもらってからしか出来ないなどと様々です。
基本的には安定期に入れば、赤ちゃんとママの状態も落ち着き始める時期になります。
気持ち的にも少しずつ余裕が出る時期ですので、体調と相談しながらマタニティヨガにチャレンジしてみてはどうでしょうか。
マタニティヨガのスタート時期がいつが良いのか、どうしても判断に迷うときには、かかりつけの産婦人科医師に相談してみてくださいね。
マタニティヨガのメリット
マタニティヨガを行うことで得られるメリットは、ただ単に妊娠中の運動不足を解消出来るといったことだけではなく、様々なメリットが期待出来ます。
妊娠中の不安を解消し、穏やかな心を保つ
妊娠中は、赤ちゃんがお腹の中ですくすく育つのを喜び、出産日をワクワクしながら過ごすだけではありません。
マイナートラブルであるお腹の張りや突然の出血などへの不安感。未知な痛みである陣痛や帝王切開などに対する恐怖心など、マイナスな考えをもつ事の方が多いのではないでしょうか。
マタニティヨガは、ゆっくりと気持ちを落ち着けながら行いますので、そういった恐怖心や不安感を和らげる効果が期待出来ます。
お腹の赤ちゃんとの繋がりを感じる
マタニティヨガの最中は、ゆったりと気持ちを落ち着かせて自分の体に全神経を集中させて行います。すると、自然とお腹の中の赤ちゃんの存在も感じやすくなりますので、赤ちゃんとの繋がりをより深く感じることが出来ます。
産後の体型や体力の回復が早くなる
妊娠中には、人によっては10㎏以上の体重増加をすることも珍しくありません。過度な体重の増加は、体のバランスを大きく崩し、つらい腰痛症状につながる可能性も高いのです。
マタニティヨガは、運動不足解消や姿勢を整えるといった効果が期待出来ます。
妊娠中の体重管理はもちろんのこと、産後の体型や体力の早期回復にも繋がりますよ。
マタニティヨガが良いといわれる理由
マタニティヨガが良いといわれる理由として、先ほどご紹介した
3つのポイントがあげられます。
- 妊娠中の不安を解消し、穏やかな心を保つ
- お腹の赤ちゃんとの繋がりを感じる
- 産後の体型や体力の回復が早くなる
そして、これに加えて妊婦さんとの繋がりができ、出産に対する不安が軽減できるという点があります。
率直なことを言ってしまえば、妊娠、出産は、ある意味妊婦さん1人だけが一生懸命にならなくてはいけない事ですよね。
つわりの気持ち悪さや、出産で感じるであろう痛みへの恐怖心など、旦那さんや両親など、どれだけ近い存在であったとしても乗り越えなければいけないのは妊婦さん自身です。
【女は強いから、出産を乗り越えることが出来る】こんな話も良く聞きますが、そんな訳ありませんよね。
誰もが怖い、逃げたい、そんな思いを抱えることもあるでしょう。
マタニティヨガを通じて、同じ妊婦さんという繋がりが出来ます。
そして、同じ立場、同じゴールに向かう戦友となるのです。
妊婦さん同士にしか分からない不安感を共有することも可能ですので、よき理解者になるのではないでしょうか。
まとめ
マタニティヨガは、妊娠中でも体に過度な負荷をかけず気持ちよく体を動かすことが出来る運動法です。
運動不足の解消はもちろんのこと、心の不安を軽減させる効果もあり、同じ妊婦さんの繋がりを広めることも期待出来ます。
妊娠中は、心、体、どちらのバランスも崩れやすい時期でもありますので、マタニティヨガを通じて充実した妊婦生活につなげてくださいね。