
EDでもう悩みたくないあなたに!EDの原因と治し方について紹介
男性を悩ますED(勃起不全)。パートナーがいる男性にとってはEDは周りが思っているよりも深刻な問題なのではないでしょうか。恋人との夜の営みを楽しめないだけでなく、男性としての自信まで失ってしまう人もいるでしょう。
では、なぜEDになってしまうのでしょうか。また、どうすればEDは治るのでしょうか。今回はEDを引き起こすいくつかの原因と、EDの治し方について紹介していきます。EDに悩んでいる人はぜひ参考にしてみてくださいね。
EDの原因
EDを引き起こす原因はひとつだけではありません。EDは原因によって大きく分けて3つのタイプに分類されると言われています。EDに悩んでいる方は、自分がどのタイプに当てはまるのかチェックしてみてはいかがでしょうか。
器質性ED
「器質性ED」は動脈硬化の進行や神経の障害など、身体に病気や疾患がある場合に起こるEDです。これは加齢に伴って発症するものも多く、主に50代以上の人に多く見られます。
動脈硬化になると血管が充分に広がらず、さらに血液の循環が悪くなります。そのため、勃起に関係する陰茎海綿体に充分な血液が流れ込まず、EDを引き起こすのです。
動脈硬化は加齢によるものに加え、糖尿病や高血圧などの生活習慣病の人も血管に負担がかかり動脈硬化が進行している可能性があります。過度の飲酒や喫煙も同様に血管に負担がかかるため、毎日お酒を飲んだり煙草を吸ったりしている人もEDになりやすいと言えるでしょう。
その他、陰茎海綿体の神経や血管が傷ついたり、一部の泌尿器科の病気でも器質性EDは起こる場合があります。
心因性ED
「心因性ED」は精神的ストレスが原因で発症するEDです。このタイプは主に30代、40代の男性に多く見られています。精神的なストレスがあると、それによって性的興奮がペニスに伝わるための神経を阻害するため、EDが起こりやすくなってしまうのです。
原因になるストレスについては、仕事でトラブルやミスをしたことが原因となったり、夫婦関係がうまくいかないことが強いストレスになって発症したりとさまざまです。また、一度セックスの時に勃起しなかった場合、「また勃たないのではないか」と不安になり、それがさらにEDを悪化させる原因になることもあります。
近年は、子どもが欲しいけれどもなかなか得られない不妊症の夫婦間でも、心因性EDが問題となっています。排卵日が近づいてくると「また失敗したらどうしよう」という強いストレスが襲い掛かり、結果EDを引き起こしてしまうのです。
混合型ED
「混合型ED」は「器質性ED」と「心因性ED」両方の原因を併せ持ったEDのことを指します。加齢や生活習慣病により動脈硬化が進行し始めたところに、精神的ストレスが加わってEDになるという状態です。主に50代、60代に多くみられます。
EDのタイプの中で一番多いのはこの混合型EDだと言われています。病気が原因で精神的なストレスを背負ってしまったり、ストレスが原因で身体に支障がでてしまったり、EDに苦しむ50代、60代の多くは混合型EDに悩まされているのです。
白井将文による「男子性機能障害正しい知識と診療の実際」では、EDの原因は心因性EDが13.1%なのに対し、器質性ED+混合型EDは86.9%にも上るという結果が出ています。
EDの治し方
「まだまだ現役でいたい」「男の自信を取り戻したい」などの理由、あるいは「不妊治療のため」「子供が欲しい」など、EDを治したい男性は多く居ることでしょう。それでは、EDの治し方について主な方法を紹介していきます。
治療薬
EDには治療薬が開発されています。かつてはバイアグラのみでしたが、現在は「バイアグラ」「レビトラ」「シアリス」と3種類のED治療薬が販売され、ED治療に広く役立っています。
それぞれ違いは主に服用時間や食事の影響を受けるかどうか、また飲んでからどれくらい作用時間があるかなどです。なお、この場合の作用時間とは、刺激によって勃起する時間という意味なので、「作用時間が長いからずっと勃起したままなのか」という心配をする必要はありません。1種類だけを使い続けるのでも良いですが、使用する場面や好みで3種類を使い分けるのも良いでしょう。
知名度の安心感で選ぶなら「バイアグラ」、早い効き目と強さを選ぶなら「レビトラ」、作用時間の長さで選ぶなら「シアリス」がおすすめです。
また、気になる効き目については、日本性機能学会雑誌の調査によると、「ED治療薬が性的魅力に影響した」との回答は全体の36%、「ED治療薬に満足している」との回答は全体の35%となっています。体質や原因、また感じているストレスの度合いなどによって、効き目は変わっていきますが、全体の3割以上がEDの改善に影響した、満足した、という回答をしています。
病院に相談する
心因性EDの場合、ED治療薬を飲んだだけでは治らないケースもあります。強いストレスを感じている場合、それを解決する心の治療が必要になってくるからです。そのため、病院で相談し適切な治療を行うことが大切です。ストレスがどのくらいEDに影響しているのか、お医者さんが判断し、それによって心理療法など一番効果的な治療を行ってくれます。
精神的なストレスが原因になっていると、泌尿器科だけではなく心療内科や精神科でも治療を行う場合があります。「自分は心因性EDではないか?」と心当たりのある人は、まずはお近くの病院に一度相談することをおすすめします。
まとめ
EDはなかなか、人には相談しづらい病気です。自分一人で抱え込んだ結果、更なるストレスが溜まり、症状を悪化させてしまうこともあります。その病状悪化がまたストレスとなり…という悪循環を生み出してしまうことも少なくありません。
しかし、EDを抱えたままだと男性としての自信の喪失や、毎日の生活の質の悪化にも繋がります。さらに、彼女や配偶者がいる場合は、「パートナーを満足させられない」「子供が欲しいのにセックスができない」という深刻な問題を引き起こす可能性もあるのです。
ED治療薬や病院での治療など、EDにはきちんと治し方があります。まずはひとりで悩まずに病院に行き、お医者さんに相談しましょう。毎日を自分らしく過ごすために、ED治療に一歩、踏み出してみませんか?