
今日からできる早漏対策。早漏を改善し、精力をアップする食べ物とは?
加齢による筋肉の衰えやセックスに関するトラウマやストレスなど、様々な要因で性的な満足感を充分に味わうことができなくなってしまう「早漏」。早漏が原因で自分に自信が持てず、セックスが億劫になってしまう男性が世の中にはたくさんいます。
早漏を改善するには、セマンズ法やスクイーズ法などのトレーニング、場合によってはカウンセリングなどが必要だといわれています。しかし、そのように時間や労力をかけることができない・・・という男性も多いのではないでしょうか。
そんな男性に朗報!実は普段の食生活を少しだけ工夫すると、早漏改善に繋がることもあるのです。今回は、早漏改善に重要な栄養素を含んだ食材をご紹介。3つのポイントに分けて、早漏改善に効く食材について解説していきます。
セロトニンを生成する食材
まずは、早漏改善に役立つ物質「セロトニン」を生成する食材について解説します。
早漏になってしまう要因は多種多様。中でも、セックスに関するトラウマが不安材料となって交感神経を刺激することで、すぐに脳が興奮状態になってしまい、射精してしまうことを「心因性早漏」といいます。
この場合は自律神経のバランスを整えることで改善に繋がるのですが、それに必要なのがセロトニンという物質です。セロトニンは「ドーパミン」や「ノルアドレナリン」など、興奮物質を抑制してコントロールする作用を持っています。
そのため、セロトニンを体内で生成することが重要。牛乳やヨーグルト、チーズなどの乳製品やビタミンB6やブドウ糖が豊富なバナナ。赤身肉や牡蠣など、「トリプトファン」という物質が含まれる食材を普段の食事に取り入れることで、セロトニンの生成を活発化させることができます。
ヒスタミン値を下げる食材
上記に挙げたセロトニンとは反対に、早漏の原因に繋がる交感神経を活発化させ、刺激してしまう物質も中には存在します。それは「ヒスタミン」という物質。血液中のヒスタミン値が高いと、早漏になりやすいという研究結果も出ているのです。
普段は健康に良いといわれている、ほうれん草やトマト、チョコレートや魚介類なども実はヒスタミンを多く含む食材。これらの食材をすベて断つ必要はありませんが、性行為に及ぶ直前にはなるべく控えた方が良いでしょう。
また、逆にヒスタミン値を下げる食材もあります。それは乳製品や大豆製品、海産物です。更には緑茶もヒスタミンの分泌を抑える飲み物といわれています。特に乳製品は前述の通り、セロトニンの生成に役立つ食材でもあるので積極的に食事に取り入れましょう。
精力がアップする食材
早く射精してしまうのを避けるためには、勃起を維持する力も必要になってきます。あまり知られていませんが、勃起時にペニスの硬さが弱まってしまうと刺激に耐えきれなくなってしまうのです。
硬さを保ったまま勃起を維持するためには、精力をアップさせることが非常に大切。体力と共に精力をアップするために直前に取る食材には気をつけましょう。
精力をアップさせる食材として広く知られているのは、ニンニク。ニンニクには「アリシン」という疲労回復や抗酸化作用、血流改善してくれる物質が多く含まれています。また、粘膜を保護してくれる「ムチン」という物質を含む納豆やオクラ、山芋などのネバネバした食材も精力アップに繋がります。
更に滋養強壮の効果がある「タウリン」を含んだイカやタコ、牡蠣やアーモンドなど生殖機能に関係する「亜鉛」を含んだ食材、血行をよくする大豆やゴマ、鰻やキウイなども早漏改善の効果があります。
このように精力をアップさせる食材は豊富なので、力をつけるためにもどんどん摂取していきたいですね。
まとめ
今回は早漏改善に繋がる食材をご紹介しました。
大事なポイントは3つです。1つ目は、自律神経を安定させるセロトニンを含んだ食材を摂取すること。2つ目は、交感神経を活発化させるヒスタミン値の高い食材を避け、ヒスタミン値を抑える食材を選ぶこと。そして3つ目は、勃起を維持するために精力をアップする食材を積極的に取り入れることです。
ご紹介した食材はどれも決して高価なものではなく、スーパーやコンビニなどで手軽に手に入るものばかり。特に乳製品はセロトニンを生成するトリプトファンも多く含まれ、血液中のヒスタミン値も下げてくれます。性行為の前には積極的に食事に取り入れてみてください。
また、乱れた食生活も早漏を悪化させてしまう原因の1つ。身体に悪い化学物質が多く含まれたファーストフードや、睡眠の質を妨害するカフェインを摂取しすぎてしまうと自律神経が乱れてしまいます。
ただし、心得ておきたいのは食生活を変えたからといって、すぐには大きな効果が出ないということです。早漏を改善するためにはじっくりと1つひとつの問題と原因に向き合うことが大切。その向き合い方の1つとして、今回ご紹介した食材を摂取するという方法を試してみてくださいね。