
子どもがほしい男性は要チェック!不妊になりやすい人の特徴は?
不妊の原因は、女性によるものだけとは限りません。なかなか子どもを授からないけれど、妻の検査結果には異常がない…。そのような場合、男性側に不妊の原因が潜んでいる可能性があります。
そこで今回は、男性の中でも不妊になりやすい人についてお伝えします。傾向と対策を知ることで、今後の見通しを立てるきっかけになるはず。
「もしかすると不妊の原因を抱えているかも」と感じている方、将来子どもがほしいと考えている方は、この機会にチェックしてみましょう。
男性の不妊の原因
精子の数が半減している!
精子の数は、妊娠率に大きな影響を与える大事な要素。ところが、米マウントサイナイ・アイカーン医科大学の研究で「欧米人男性の精液に含まれる精子数が、約40年間でほぼ半減した」と明らかになりました。
この研究では、1973年から2011年までの間に発表された185件の研究データから、約4万3,000人の精子の質の変化について分析しています。その結果、精液1mL中の精子数は約40年前まで9280万個でしたが、現在では6640万個にまで減少していることが分かりました。
また、欧州・北米・オーストラリアなどの男性において、この40年間に精子濃度が平均で52%低下し、総精子数が59%減少したと判明しました。(提供元:HealthDay News)
精子の見た目は元気でも、老化によって中身(DNA)が損傷した精子が増加
さらに、精子の数だけでなく、年齢とともに衰えていく精子の「質」にも注目です。21~30歳の男性には平均1.88億もの活発が精子が存在する一方、31~35歳では1.5億、36~40歳では1.4億、41歳を超えると1.02億にまで減少してしまいます。
これにより、不妊のリスクはどんどん増えていくことに。 たとえ精子の数が十分でも、運動率が低いケーは決して珍しくないのです。
精子を増やし、男性不妊を改善するためには
妊娠率を高めるためにも、精子の数を増やす取り組みを始めましょう。獨協医科大学埼玉医療センターの泌尿器科医、小堀善友さんは「生活習慣と栄養を改善することによって精子をよりよくしていくことができる」と述べています。
精子は、一生新しいものが作られ続けます。その精子サイクルは3ヵ月。つまり、新しい精子ができるまでには約3か月かかるのです。
この期間に、栄養と生活習慣をしっかり見直してみましょう。生活習慣が悪い状態は活性酸素を多く生成させ、酸化ストレスを増やしてしまいます。
これにより、不妊症の原因に繋がることも。十分な睡眠をとる、体を動かす、禁煙に挑戦するなど、まずは生活習慣の改善をすることが大切です。
また、ビタミンEやコエンザイムQ10は、精子の酸化ストレスを減らせる抗酸化酵素でもあります。日常の中で摂取する機会が少ない方は、サプリメントで栄養を補っておきましょう。
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実は危険!男性不妊になりやすい人がよくやる行為
普段の何気ない行動が、男性不妊の原因になっているケースもあります。たとえば、サウナや熱いお風呂に入る機会が多い方は要注意。股間を温めることで、精子にダメージを与えてしまいます。
熱がこもらないように、ブリーフからトランクスに変えるのもいいでしょう。膝の上にパソコンを置いて作業するのも控えておくと安心です。
また、古い精子は新しいものに悪影響を与えてしまうので、自慰を控える必要はありません。「しばらく我慢した方が質が上がる」というわけではないので、我慢せず定期的に自慰をしたほうがいいでしょう。
男性不妊についてのQ&A
日によって精液の色が異なるのは問題あり?
精子が水っぽい、白くない場合は精子が少ない可能性が高いといえます。精液の様子は射精していない日の長さによって左右されるため、そのような状態がしばらく続けば受診するほうがいいでしょう。また、黄ばんだ精液は白血球が多い「膿精液症」の可能性があります。
以前より勃起時の角度や固さに衰えがみられる。これは加齢のせい?
年齢によるものと考えられます。射精ができていれば問題視する必要はありません。4回中3回射精ができなければ性機能障害と言われるため、その基準以下なら様子を見ておきましょう。
精子がどのような状態なら不妊に関係する?
2010年にWHOが示した「精液検査の基準」によると、精液量が1.5ml以下、精子濃度が1500万精子/ml 以下、運動率が40%以下なら妊娠しにくいとしています。
ただし、これはあくまでも基準の数字。この数値に満たないからといって、絶対に妊娠できないというわけではありません。
まとめ
普段摂っているの栄養や生活習慣によって、精子の状態は大きく左右されます。生活習慣が乱れている方、精子に必要な栄養が足りていない方は、不妊になりやすい人であるといえるでしょう。
状況に応じた対策を行なえば、精子の数や運動数が改善する可能性は十分あります。タバコを控える、精育支援サプリメントを摂取してみるなど、できることから取り組んでみてくださいね。