
マカに副作用はあるの?予期せぬ症状を防ぐための予防策を解説
健康的な生活のため、マカを積極的に取り入れたいと考えている方も多いのではないでしょうか。そこで気になる、副作用の存在。
安心してマカを摂取するためにも、マカの副作用について学んでおきましょう。摂取する際の注意点もあわせてお伝えします!
マカってどんなもの?
そもそも、マカとはどんなものなのかご存知でしょうか。マカはアブラナ科の植物で、カブやキャベツの仲間なんです。外見もカブのように丸みを帯びており、主に根っこの部分が用いられています。
マカの魅力は、なんといっても豊富な栄養成分。ビタミンB1・B2・B6・B12・C・Eをはじめ、ナイアシン・カロチン・鉄・銅・亜鉛・リン・カルシウム、マグネシウム・ナトリウムなど非常に多くの栄養がぎっしりと詰まっています。この栄養価の高さから、「アンデスの女王」という別名ももっています。
そのため、原産地であるペルーでは滋養強壮食として重宝されてきました。その滋養強壮作用の高さから、最近では宇宙食の原料にも用いられているほどです。サプリメントとして人気が高いのも頷けますね。
マカに期待される効能
マカといえば、「性欲向上」のイメージが強いのではないでしょうか。これはビタミンB6が不足している状態の場合、マカがその不足分を補ってくれるため。それにより、セックスホルモンを生み出してくれると考えられます。
また、マカには男性だけではなく女性にとっても嬉しい効能があります。たとえば、副腎機能を助けてストレス反応を減少させる効果が挙げられます。コルチゾールやアドレナリンといった「ストレスホルモン」の分泌量を減らしてくれるため、体内機能の低下を防いでくれるのです。
さらに、マカに含まれている「アントシアニン」にも注目です。これは植物由来の抗酸化物質で、炎症の緩和、がんや心臓病の予防にも期待できると言われています。慢性疾患を防ぐ効果も得られるでしょう。
そのほか、免疫力をアップしてくれるビタミンC、赤血球を生み出すのに欠かせない銅、全身に酸素を運ぶ役割をする鉄、骨を作るカルシウムなどが含まれています。
このように、マカは性欲向上以外にも嬉しい効果をもたらしてくれる、とても優秀な植物なのです。
マカには副作用があるの?
マカの副作用について
そもそも「副作用」は、医薬品の使用によって起こうる、期待していた効果以外の悪影響を指す言葉。マカは治療のための医薬品ではなく、不足している栄養素をプラスするための健康食品に当てはまります。そのため、摂取することによる副作用はありません。
また、原産地のペルーでは「栄養抜群の野菜」として普段の料理に用いられています。あくまでも食品として扱われているため、副作用の概念には当てはまりません。
ただし、副作用でなくても「アレルギー」や「過剰摂取」によって予想外の症状が出る可能性があります。それぞれの注意点を確認しておきましょう。
マカのアレルギー
先述したとおり、マカはアブラナ科の植物です。そのため、カブやブロッコリーなど同じアブラナ科の植物でアレルギーが出たことのある方は注意が必要です。
また、アトピーや喘息といったアレルギー体質の方も、同様に注意しておきましょう。万が一アレルギー症状が見受けられた場合、すみやかにマカの使用を中断し、かかりつけの医師に診てもらうようにしてください。
マカの過剰摂取
マカの目安となる摂取量は、大人の場合だと1500mg~4000mg。お子さんや体が小さな方は、もう少し量を抑えるといいでしょう。最初は少量から摂取し、自分に適した量を探していくと安心です。
もし過剰摂取になった場合、肝臓や胃腸、腎臓に負荷がかかってしまい、下痢や吐き気を伴う可能性も。また、マカはホルモンバランスに影響を及ぼす効果があるため、過剰摂取が続くとホルモンバランスが崩れて生理不順やPMSの症状が悪化するリスクもあります。
予期せぬ症状を防ぐためにも、製品に表示されている目安量を越えた摂取は控えておきましょう。
まとめ
普段見ているマカは加工されたものが多いので、アブラナ科の植物だと知らなかった方もいるのではないでしょうか。マカはあくまでも健康食品なので、医薬品の使用による副作用が起こることはありません。
ただし、植物とはいえ体にさまざまな効果をもたらす食品です。アレルギー反応や過剰摂取によって体調不良になる可能性もゼロではありません。過去にアブラナ科の食品でアレルギー反応が出たことのある方、アレルギー体質の方は症状の変化に注意しておきましょう。
下痢や吐き気、生理不順などの症状があらわれた場合、マカの使用を中断して医師に相談してくださいね。
また、目安量を越えた摂取は、過剰摂取による症状を引き起こすリスクもあります。「ホルモンバランスを整えようと思ったら、反対にバランスが乱れてしまった…」「マカを多めに摂りだしてから気分がすぐれない」なんてことにならないめにも、目安量はしっかり確認しておきましょう。